Athlete Physical Intelligence

第 4 章 睡眠の話

●第 4 章 第 2 節

・ハードワークはハードワークではない

 

日本人は徹夜で仕事をすることを良しとするような風潮があります。

徹夜とは言わないまでも、睡眠時間 3 時間とかで勉強することが努力のような風潮があります。

 

ただしこれは逆効果でしかありません。

第一に知的な作業であっても、質が要求されるということです。

 

例えば40kmをゆっくり走っても100mが速くならないことは誰にでも、納得していただけると思うのですが、これと同様にダラダラ長く仕事を続けても集中力を維持できないので、効率が落ちます。

 

そもそもな話、人並みの集中力で良いのであれば、睡眠について研究する必要もないわけで、わざわざ体調管理について勉強しようというあなたであれば、さらなるパフォーマンスの向上を求めるでしょう。

 

私はマラソンランナーであるだけではなく、セールスパーソンでもあります。

セールスと言うのは自分の考えを相手に伝える仕事です。

 

その時、論理と無意識の両面からアプローチしていくことが、効果的になります。

 

一言で言えば、確信がある心理状態でセールスをするのと、確信度合いが低い状態でセールスをするのとでは、同じことを話してもセールスの効果に差が出るということです。

 

その時に内部表現管理というテクニックを使うのですが、この内部表現管理というテクニックは、自分が最も確信度合いの高い心理状態を作ることを目的としています。

 

このテクニックで、維持できるピークの確信度合いはどのくらいでしょうか?

一日? 半日? 4時間? 実は通常は30分ほどです。長くても1時間程度です。

 

人間というのは、その程度しかピークの集中状態も心理状態も続きません。

 

では、睡眠がこのような心理状態や集中状態とどう関係があるのかということですが、単純に質が高くて量も十分な睡眠はこの集中できる時間やピークの心理状態を維持できる時間を少しでも長くすることができます。

 

マラソン日本記録保持者の「大迫傑」さんも著書の『走って、悩んで、見つけたこと』の中で「睡眠時間10時間と6時間を比べると明らかに10時間の時の方が集中できる時間が長い」と書いておられます。

 

では、どのくらい睡眠時間を取るべきなのかということですが、それはあなたの仕事によります。

 

例えば、あなたがプロのスポーツ選手であれば、10時間近い睡眠時間は必要でしょう。

 

大迫さんも 10 時間ほどの睡眠、アメリカのマラソンランナー「カラ・ガウチャー」は10時間睡眠プラス2時間の昼寝をします。

その昔、年間 400 イニングを投げシーズン 42 勝を挙げた鉄腕「稲尾和久」投手も 12 時間睡眠がルーティーンでした。

 

もちろん、あなたがプロのスポーツ選手でなければ、そこまでは必要ないでしょう。

ですが、最低の基準はあり、それは6時間です。

 

いろいろな研究でも6時間を下回ると必要なホルモンが作られなくなります。

6時間睡眠を下回ると、太りやすくなるという研究結果が出ていますが、これはホルモン分泌が正常に働かなくなるので、満腹を感じなくなるからです。

 

また筋グリコーゲンと肝グリコーゲンの再合成も正常に行われなくなるので、食べたものがエネルギーになりません。

 

もちろん、これはほんの一例に過ぎず、成長ホルモン、ストレスホルモン、性ホルモンなど様々なホルモンが分泌されなくなります。

 

また、認知機能も低下するので、記憶力も睡眠時間が短いと低下します。

ですので、睡眠時間を削って勉強しても逆効果となります。

 

そもそもの話をすると、知識とは丸暗記ではなく、知識と知識の結びつきです。

英語を例に解説すると、Run=走ると丸暗記している人はすぐに忘れてしまいます。

 

ですが、A Coach screamed “Stay relaxed for running fast!!’’のように文章で、情景を思い描きながら、覚えている人は忘れません。

それが好きな小説の一節や映画のワンシーンであれば、なおさらです。

 

他の例で言えば、「第二回ノーベル賞パレート効率」とだけ覚えている人よりも、

 

『イタリアの経済学者パレートが市場経済において価格は、少なくとも構成員の誰か一人の効用を下げずには、価格を上げることも下げることもできないということを提唱し、この価格のことをパレート効率と呼ぶ。

 

この彼のパレート効率の数学的な証明により、計画経済機構よりも市場経済機構の方が正しいことが証明された。

本来、第一回ノーベル賞はパレートが受賞すべきであったが、共産主義諸国への心象を考慮し、第二回の受賞となった』

 

と覚えている人の方が忘れません。

 

なぜなら、パレート効率という概念に政治的背景、歴史的背景、均衡価格、計画経済機構、市場経済機構といったものが結びついて記憶されているからです。

 

一見、後者の方が覚えるのが難しく感じますが、それは丸暗記しようとするからです。

 

知識というのは丸暗記した単語の総計ではなく、知識と知識の結びつきです。

そして、脳内では何が起こっているかというと、実際に異なる神経同士が結びついているのです。

これを「神経シナプスの結合」と言いますが、これも睡眠中に行われています。

 

ですので、頭が良くなる一番良い方法は起きている間に、様々なことに思いを巡らし、思考し、思考実験し、本をたくさん読んで、異なる事象を異なるレベルで結ぶつけ、そして、さっさっと寝てしまうことです。

 

睡眠に関しては、長さも重要ですが、質も大切です。

では、睡眠の質を最高にするにはどうすれば良いでしょうか?

 

簡単に上げておくと、次のような要素があります。

・寝る前に暴力的な描写のある映画や小説を見ない

・寝る前にパソコン、携帯電話、テレビなどの液晶画面を見ない(少なくとも30分前から)

・寝る2時間以内にハードなトレーニングをしない

・深酒しない

・寝る前に生蜂蜜を食べる

・寝る前にクリルオイルを摂取する

 

以上がお薦めのアクションです。

 

ここまでが第4章、睡眠の話でした。

 

これまで睡眠と食事という人間にとって基本中の基本の概念について解説をしてきました。

 

どれだけ時代が移り変わっても人間にとって食事と睡眠が基本であることに変わりはありません。

 

ですが、最近ではちょっとした機械を使って自己統制能力を最大限にすることができます。

 

その機械の名前は『LLLT(低出力レーザー療法)』です。

 

次章では LLLT について論じてまいりたいと思います。

 

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適宜ご返答してまいります。

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